【ホウボウ(魴鮄、竹麦魚)】オススメの食べ方!名前の意味や特徴もまとめて紹介!

ホウボウ(方々)市場のお魚たち

ホウボウは、見た目に特徴のある海水魚です。

食べても非常に美味しい魚ですので、ネットで検索するとたくさんのレシピがヒットするでしょう。

そんなホウボウはぺピートでもよく利用する魚の一つですので、独自の視点から特徴やおすすめの食べ方を紹介していきます。

紹介したいポイントは次の通り。

  • ホウボウのおすすめの食べ方は「アクアパッツァ」
  • 名前の意味を紹介
  • 海底を歩く!?前代未聞の海水魚
  • ホウボウは鳴く魚
  • よく似た魚「カナガシラ」との見分け方

見栄えのする魚なので、水族館でも展示されている姿を見たことあるって人は多いはずで、知名度は低くはないでしょう。

しかし、海の底を歩く魚だということはあまり広く知られていません。

少しでも興味を引かれた方は本記事を読み進めてみてください。

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ホウボウのオススメの食べ方を紹介!

さて、まず最初に紹介するのはオススメの食べ方について。それはズバリ、「アクアパッツァ」です!

アクアパッツァがどんな料理か、知らない人のためにざっくりと説明すると、

  • 水、白ワイン、トマトを用いた、イタリア発祥の魚の煮込み料理
  • 使う魚はなんでもOK(青魚でも美味しければ可!)
  • 魚の他に、出汁の出る魚介類を数種類入れる(アサリやムール貝など)

要素は最低限ですが、これでギリギリ「アクアパッツァ」だと言えるはず。笑

いやいや、「にんにくとケイパー、オリーブの実を入れないと!」とか、「最後に彩りでイタリアンパセリを散らさないと!」とか声が聞こえてきそうですね・・。汗

ちなみに、この料理には魚を丸のまま(エラやワタは除く)使うイメージが定着しているかもしれません。これには、より濃厚な出汁を取る等のちゃんとした理由があります。逆に言えば、美味しい魚の出汁をあらかじめ用意できれば、頭のついたままの魚を使わなくても良いです。丸のままの魚の方が見た目が豪華ってのもありますけどね。

いずれにしろ、各家庭やイタリア料理のお店によって、レシピは無数に存在する代表的なイタリア料理、それがアクアパッツァなのです。

話を戻すと、上記の3つのポイントさえ押さえれば、アクアパッツァを冠しても、あまりとやかく言う人はいないでしょう。

ホウボウの食べ方:アクアパッツァが一押し!

で、ホウボウをアクアパッツァで食べたい理由は3つ

  1. 調理が簡単
  2. ホウボウはアラ(頭など)から良い出汁が出る
  3. ホウボウは煮込み料理に適した魚である

ちなみに刺身でも美味しい魚です。しかし、慣れないと手軽な料理というわけには行かないでしょう。煮込み料理に向いていて、アラからも美味しい出汁が取れる。これはもうアクアパッツァしか考えられない・・・。

というわけで簡単な作り方も書いておきます。

ホウボウのアクアパッツァの作り方

【準備:2人前】

  • ホウボウ:大きめ2尾
  • あさり:8個
  • 桃太郎トマト:2個(ミニトマトなら8個くらい)
  • 白ワイン:30cc
  • 水:20cc
  • 塩・胡椒:適量
  • オリーブオイル:適量
  1. ホウボウはウロコとエラ、ワタを取り、よく洗って水を切り塩しておく。
  2. やや深みのある鍋にオリーブオイルを熱し、強火でホウボウ2尾を焼き始める。
  3. 皮目に多少色が付いてきたら、アサリ、大きめのくし切りにしたトマト(またはミニトマト)を入れ、アサリとトマトに軽く塩をしつつ、白ワイン入れて強火。アルコールを飛ばす。
  4. 白ワインが半分くらいまで煮詰まったら、水を入れて蓋をし蒸し煮する。
  5. 液体が半分くらいまで煮詰まったら完成。お好みで黒胡椒する。

鍋は最初から最後まで強火でOKです。長時間煮込むことはありません。焼き始めから完成まで(環境にもよりますが)、10分〜20分くらいのイメージです。

他の食べ方、そして旬の時期は?

アクアパッツァの他にも、鮮度がよければ刺身は美味しい魚です。

あと、ソテーやムニエルでも美味しいですが、焼くと身が縮むので、フライパンで焼くには工夫が必要です。

僕はまだ食べたことはありませんが、肝や浮き袋も美味しいという話も。

旬は冬ですが、年間を通して出回っていて、旬を外れると安く売られていたりします。

ホウボウの興味深い特徴を紹介

ホウボウ

体型は円錐形。つまり手巻き寿司みたいな形をしています。この形は同じ魚類の中でも少数派でしょうね。

体の割に頭が大きく、歩留まりの悪い魚とされています。「歩留まりが悪い」というのは、値段や大きさの割に、食べられる“身”の部分が少ないという意味ですね。

歩く!?

さて、海の中でのホウボウの暮らしを少し見ていきましょう。

ホウボウを正面から見ると、こうです。↓

ホウボウのアヒル口

なかなか可愛い顔してますよね。あひる口で。

そんな愛嬌のあるホウボウは、魚なのに“歩く”んです。

生息域が主に砂泥底と言われていて、つまり海底のあたりで暮らしているのですが、発達したヒレを使って海底を歩きます。

その発達したヒレがこちら↓

ホウボウの足(発達した胸ビレ)
ホウボウの足(発達した胸ビレ)

確かに足のようになっていますね。

ちなみになぜ歩くのかというと、エサを探しています。

足のような胸鰭の先端は感覚器官になっていて、エサを察知することができるというわけです。

鳴く!?

そしてこのホウボウは、魚なのにグーグー鳴くのです!

これは浮き袋を使って音を出します。

実は鳴く魚というのは他にもいて、フグやイシモチなんかも鳴くんですよね。

胸鰭(ムナビレ)がでかい!?

これを見てください。

ホウボウの胸ビレ

以前記事にしたトビウオは、発達した胸鰭で水面を滑空することができました。同じ胸ビレを使って、歩く魚と飛ぶ魚がいる不思議。魚類の多様性はよく考えるとすごいと気づきます。

あと上の写真よりも、生きているホウボウの胸鰭はものすごくキレイです。
鮮度の関係で胸鰭の模様はくすんでしまうのです。
この色鮮やかで大きな胸鰭は、捕食者を驚かせる効果があるようです

ちなみに、以前紹介したトクビレは、ホウボウとは近しい種類ということで、体のフォルムもそうですが、鰭(ヒレ)の模様など、似通った共通点が随所に見られます。

名前の由来、意味

諸説あるようですが、上で書いた、海底を「方々歩く」という特徴から来ているとの説が有力です。また、「這う魚」という意味の言葉が転訛して、「ホウボウ」となった説や、鳴き声が「ホウボウ」と聞こえることからついたという説もあるようですよ。

日本以外の国でもホウボウを見ることはできます。中東では、胸鰭を広げた姿から「飛行機」や「凧」を意味する名前で呼ばれているみたいですね。

また、英名だと「Searobin(「海のコマドリ」の意)」と呼ばれるなど、やはり特徴的な胸ビレから名前が付いたことを思わせます。

激似の魚「カナガシラ」との見分け方

ホウボウとよく似た魚に「カナガシラ」というのがいます。

見分け方はカナガシラの記事を読んでいただきたいですが、相違点を簡単に説明すると、

  • 胸ビレ(カラフルな模様はホウボウだけ)
  • ウロコ(ホウボウの方がツルッとしている)
  • 体の大きさ(カナガシラの方が小さいことが多い)
  • 体の形状(カナガシラの方が”すんずまり”)

知らずにパッと見ると全く同じ魚のように見えますが、このようなポイントを押さえた上で確認してみると、意外と簡単に見分けることができます。

ホウボウはぜひ”アクアパッツァ”で!

ホウボウって本当に色々な能力を持っているんですね。面白い魚です。

魚って、地味な見た目でも調べてみたら意外な能力や特徴を持っていたりして驚かされます。今回紹介したホウボウもまさにそう。

ということで、最後に一番伝えたいことを一言。

「ホウボウはぜひ”アクアパッツァ”でお召し上がりください」

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