ホウボウのアクアパッツァの作り方

料理レシピ

ホウボウの食べ方のおすすめは、「アクアパッツァ」です!

ホウボウはヘンテコな見た目で珍魚と言って間違いないと思いますが、れっきとした食材。

詳しい生態は「ホウボウとはどんな魚?」の記事でも紹介してます。

ホウボウを食材として見た時に、一番のオススメはアクアパッツァなのです。

アクアパッツァがどんな料理か、知らない人のためにざっくりと説明すると、

  • 水、白ワイン、トマトを用いた、イタリア発祥の魚の煮込み料理
  • 使う魚はなんでもOK(青魚でも美味しければ可!)
  • 魚の他に、出汁の出る魚介類を数種類入れる(アサリやムール貝など)

ちなみに、この料理には魚を丸のまま(エラやワタは除く)使うイメージが定着しているかもしれません。これはより濃厚な出汁を取る等、ちゃんとした理由があります。

逆に言えば、美味しい魚の出汁をあらかじめ用意できれば、頭のついたままの魚を使わなくても良いです。丸のままの魚の方が見た目が豪華という理由もありますが。

いずれにしろ、各家庭やイタリア料理のお店によって、レシピは無数に存在する代表的なイタリア料理、それがアクアパッツァなのです。

話を戻すと、上記の3つのポイントさえ押さえれば、作ったお魚料理をアクアパッツァと呼んでも、あまりとやかく言う人はいないでしょう。

ホウボウの食べ方はアクアパッツァが最適解

アクアパッツァに使う魚は基本どんな魚でもOKですが、ホウボウのような白身魚を使うことが圧倒的に多いです。

ホウボウは水族館の展示魚にされるほどユニークな見た目で、「珍魚・ホウボウとは?」の記事でも詳しく解説しています。

アクアパッツァという料理は、出汁の出る魚を使うのがベストです。ホウボウ以外の根魚や磯魚を使用してもOK。メバルやカサゴなども良く使われる魚です。洋食のレシピ本では、マトウダイを使って紹介されることが多いです。

そんな中で、ホウボウの食べ方にアクアパッツァが適している理由は3つ。

【ホウボウの食べ方】アクアパッツァがベストな理由

  1. 調理が簡単
  2. ホウボウはアラ(頭など)から良い出汁が出る
  3. ホウボウは煮込み料理に適した魚である

白身のホウボウは、刺身でも食べれるほど美味しい魚です。しかし、ホウボウは捌くのがちょっと難しいので、「手軽に刺身料理」というわけには行きません。丸ごと調理できる「煮込み料理」向きの魚種。アラからも美味しい出汁が取れるし、これはもうアクアパッツァしか考えられない・・・。

ちなみに丸ごと魚を調理する場合は、「隠し包丁」を使って内臓を除去します。

【フライパンで魚の丸焼き料理】“隠し包丁”を使って見栄え良く
魚を丸ごとフライパンでソテーする時、“隠し包丁”を使うと良いので、やり方を解説します。

ホウボウも隠し包丁で捌くと3枚に卸すより簡単です。

ホウボウのアクアパッツァ、簡単な作り方も紹介していきます。

ホウボウのアクアパッツァの作り方

【準備:2人前】

  • ホウボウ:大きめ2尾
  • あさり:8個
  • 桃太郎トマト:2個(ミニトマトなら8個くらい)
  • 白ワイン:30cc
  • 水:20cc
  • 塩・胡椒:適量
  • オリーブオイル:適量
  1. ホウボウはウロコとエラ、ワタを取り、よく洗って水を切り塩しておく。
  2. やや深みのある鍋にオリーブオイルを熱し、強火でホウボウ2尾を焼き始める。
  3. 皮目に多少色が付いてきたら、アサリ、大きめのくし切りにしたトマト(またはミニトマト)を入れ、アサリとトマトに軽く塩をしつつ、白ワイン入れて強火。アルコールを飛ばす。
  4. 白ワインが半分くらいまで煮詰まったら、水を入れて蓋をし蒸し煮する。
  5. 液体が半分くらいまで煮詰まったら完成。お好みで黒胡椒する。

鍋は最初から最後まで強火でOKです。長時間煮込むことはありません。焼き始めから完成まで(環境にもよりますが)、10分〜20分くらいのイメージです。

ホウボウの他の食べ方、そして旬の時期は?

アクアパッツァの他にも、鮮度がよければ刺身はそれなりに美味しい魚です。歩留まりが良くない点を除けば、歯応えのある食感とあっさりとした味わいは、薄造りで食べるのに適しているでしょう。

あと、ソテーやムニエルでも美味しいですが、焼くと身が縮むので、フライパンで焼くには工夫が必要です。

筆者はまだ挑戦していませんが、肝や浮き袋も美味しいという話もよく聞きます。肝はウマヅラハギほど大きくはありません。

旬は冬ですが、年間を通して出回っていて、旬を外れると安く売られていたりします。

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