9割の日本人が名前を聞いただけで腹ペコになるとされる「ヒラメ」。数ある白身魚の中でも高級な食材です。
名前は聞いたことあるのに、実は知らないことの多いヒラメについて、色々と豆知識を紹介していきます。
高級な白身魚の代表格「ヒラメ」とは?
天然物のヒラメは高級食材です。
需給のバランスにより一部の魚は値段が高騰し、ヒラメも値が上昇しがちな魚の一種。
需要が高いのは、言うまでもありませんが「美味」だから。特に刺身で美味しい魚は高値になりやすいです。加えて、そもそもヒラメという魚の特性として大量には漁獲されず、結果として高値安定というわけです。
「すき引き」と「5枚おろし」は意外と簡単!
ヒラメの「すき引き」と「5枚おろし」を実際にやってみると、思っていたよりは簡単だと感じるはず。
しかし、記事で紹介したように失敗もあります。何度も実践してコツを体で覚えることも重要です。
ヒラメとカレイの顔面比較

まず、フィッシュイーターらしい恐ろしげな顔について。
似たような魚であるカレイと大きく違うポイントです。
カレイはこの通り↓

両者、顔がバグってる感は否めませんが、カレイの方がまだ可愛さがありますよね。
ちなみに、ヒラメとカレイの見分け方の記事も参考にしてみてください。
ヒラメのエンガワ、他のヒレについて
ヒラメの胸ビレ、腹ビレは体のサイズに対して極端に小さいです。


この小さなヒレを使っての運動は対したことができなさそうですよね。
ヒラメはふだん砂泥地でじっとしているため要らないものは要らないのです。
それに対し、発達しているのは尻ビレと背びれ、尾びれです。


背びれと尻びれは、いわゆる「エンガワ」と連動している部分。
独特な動きをするための繊細な筋肉(エンガワ)が発達していて、刺身にするとコリコリと美味しいヒラメならではの部位は、特徴的なヒレがあってこそなのです。

さらに、尾びれも大きいです。
体のサイズを考えると普通の大きさではありますが、胸ビレや腹ビレと比較すれば大きい。
大きな尾ビレがヒラメの遊泳力の源。瞬発力の高い魚だと想像できます。
ヒラメの寄生虫(閲覧注意)
今回手に入れたヒラメを捌いてみると、内臓にはアニサキス(寄生虫)が大量に取り付いていました。

もともと野じめの個体でしたので、刺身で食べる時には注意が必要です。
クドア・セプテンプンクタータ
アニサキスの他にも、ヒラメには「クドア・セプテンプンクタータ」という寄生虫がいる場合があるので要注意です。
アニサキスと違ってほぼ目視できず、また食感や味も分からないので厄介。
一過性の嘔吐や下痢など典型的な食中毒症状に見舞われます。
加熱(75度5分以上)でクドアを駆除できますので、ヒラメを食べる時は、素人ならば加熱してリスクを排除したいところです。
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