【ウマヅラハギ(馬面剥)】捌き方と食べ方を紹介

ウマヅラハギ(馬面剥)市場のお魚たち

ウマヅラハギ。ひょうきんな姿をした海水魚です。

ウマヅラハギ(馬面剥)
ひょうきんすぎでしょ

こんなに小さいヒレでちゃんと泳げるのでしょうかね。心配になってしまいます。

ひょうきんな見た目も大変興味深いですが、この魚は以下のような面白い特徴を持っています。

  • 角(ツノ)がある
  • 体表の質感が独特(まさに“皮”)
  • 見た目以上の生命力
  • 下処理するのが気持ち良い

特に、下処理の気持ち良さは必見。細かく見ていきましょう。

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ウマヅラハギの面白すぎる特徴

興味深い特徴をいくつも持っているウマヅラハギ。まずは独特過ぎる「捌き方」の紹介です。

ウマヅラハギ独特の捌き方(気持ち良い)

ウマヅラハギは特殊な表皮(後で解説)をしていますが、下処理はとても簡単です。

皮を剥いだウマヅラハギ(馬面剥)

貼る前のステッカーを台紙から剥がす要領で、少しめくってキッカケを作ってから、一気に引っ張れば皮を取ることができます。説明が要らないくらい簡単です。包丁は要りません。。

ペロンッ・・って剥けます!皮が。。最初にやったときは結構これ感動しますよ!綺麗に剥けると、気持ち良い〜〜!ってなります。

ちなみに、このあと3枚に卸すのは他の魚と同様です。

ツノがある

ウマヅラハギ(馬面剥)

よく見ると頭に角(ツノ)、トゲのようなものが・・・。

これは背びれが変化したもので、身を守ったり威嚇したりする時に使うのですね。

本当はもっと長いのですが、市場で売られているものは危ないので途中で折られてしまうんですね。

ちなみに毒性は無いようです。

独特な体の質感

ウマヅラハギの体表は、ザラザラ“皮”っぽい質感を持っています。

魚といえば、ふつう「鱗(ウロコ)」が付いている様子を想像しますよね?

この魚にもウロコは付いているのですが、それがとても小さく、その下の皮が発達している為に、このようなことになっているのです。

体を触った感じは、魚よりも別の生き物を思わせます。爬虫類とかに近いような印象を受けますね。

この“皮っぽい質感”が、「カワハギ」の由来なんです。

見た目以上の生命力

ウマヅラハギの見た目は可愛いらしいですよね。クリッとした目とすぼんだ口がキュートすぎます。冒頭でも触れましたが、ヒレがことごとく小さいのも可愛らしい要素ですよね。

しかし、見た目に反して“たくましい”魚なんです。海水中のヘドロの中でも生きることができますし、食性は雑食で何でも食べます。

ウマヅラハギは「肝」が大きくなる魚で有名なのですが、その大きな肝も、強い生命力に一役買っているのではないでしょうか。

人間の肝臓は、毒を分解したり栄養を蓄えたり食べ物を消化したりする機能がありますが、魚も似たような機能を持っているでしょうから、肝臓の機能が高ければ、生活環境が悪くても耐えることができると考えることができる為です。

決して、「肝臓が大きければ高機能」とは言えないかもしれませんが、ウマヅラハギの生命力が強いことと、肝臓が大きいことは何かしら関係があるように思えるのです。

おちょぼ口で見せる獰猛さ

もう一つ、特徴的なのは「すぼんだ口」ですよね。このような形の口で一体何を食べているのかというと、まぁ基本的には雑食で何でも口にするのですが、好物はクラゲと言われています。

エチゼンクラゲなどの大きなクラゲも集団で襲って食べてしまいます。ついばむように剥ぎ取って食べるのですが、この口はそのような食べ方をする特別な形と言えるのですね。

「フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属」に所属しています。「スズキ目」じゃないんですね。魚の多くは「スズキ目」に属しています。生態が珍しいと感じるのは、こういった理由もあるのでしょう。

北は北海道から南は九州まで、日本の海に広く分布している魚で、沖合のやや深い所に群れで暮らしています。

産卵期は6〜7月ごろ。全長30㎝近くまで成長します。

名前の由来

この馬面がそのまま「ウマヅラハギ」ということで間違いなさそうです。そのまんまですね。

もともとは神奈川県あたりの呼び名だったようですが、標準和名となったようです。

食べ方は?(肝が美味しい)

すこし触れましたが、肝が大きい魚でそれが美味しい魚として知られています。肝を利用した鍋や汁物は間違いないでしょう!

もちろん刺身でもおいしいみたいですね。「フグ目」に所属する魚ということで、フグのように「薄造り」にしても良さそうです。

火を通すと身が著しく縮みます。焼いても美味しいんですが、見栄え的にはあまり良くないと感じました。炭焼きとか、唐揚げが良さそうかなという感じです。

ウマヅラハギを捌こう!

ウマヅラハギが生命力の強い魚というのは意外でした。

肝と、強い生命力の関係について僕の考えを書きましたが、肝が大きい(あるいは肝が美味しい)ことで有名な魚といえば、アンコウでしょうか。

アンコウが悪環境に強いかどうかは、ちょっと分かりませんが、見た目はめちゃくちゃ強そうですよね。

以上、魚類の中でも愛くるしさトップクラスのウマヅラハギについての話でした。

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