ハタハタ(鰰)の食べ方の豊富なバリエーション

秋田県をはじめとした東北地方で有名な魚「ハタハタ」の食べ方を紹介していきます。

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ハタハタの食べ方を紹介

ハタハタが地域でどのように食べられているのか紹介します。

秋田の「しょっつる」

ハタハタを原材料とした「しょっつる」は、日本三大魚醤の一つにも数えられるほど有名。ちなみに日本三大魚醤とは

  • 香川の「イカナゴ醤油
  • 能登の「いしる
  • 秋田の「しょっつる

です。(の魚醤は含まれていないんですね)

他の2つはイワシイカを使った「いしる」と「いかなご醤油」。

日本で魚醤と呼ばれる調味料は世界にも存在していて、タイのナンプラーが有名ですが、イタリアのコラトゥーラや中国の「魚露(ユールー)」など多様です。

魚醤というのは、ざっくり書くと

  • カタクチイワシなど、元となる魚を塩漬けし
  • 自己消化&特殊な細菌の力で発酵
  • 発酵体から出た液体を抽出

という工程で作られます。ドバドバと作れるものではありませんね。

濃厚な味と独特な香りが特徴(ナンプラーとか)

卵は「ぶりこ」

ハタハタの魚卵は「ぶりこ」と呼ばれて珍重されています。

筋子ほどではありませんが粒が大きくて、色とりどりという特徴のある卵です。

未成熟のものがプチプチと美味しく、成熟したものは硬くて食べづらいそう。

僕は食べたことないので一度トライしてみたいです。

ハタハタは干物や一夜干しも最適!

鱗がないハタハタは、ハラワタを除いたものをそのまま塩振るなどして干すことができます。

干物であれば長期保存もできるので、たくさんのハタハタを手に入れたら余すことなく効率的に干物にして保存しましょう。

なお、「ハタハタにいる寄生虫」の記事でも書いてますが、たとえ干物であっても寄生虫には注意が必要です。

寿司や刺身、丸焼きも

「ハタハタ寿司」という秋田の郷土料理・「なれずし」の一種ですね。長時間熟成させて食べる料理です。

上質な白身で皮が薄く骨も意外と少ないため、丸焼きにして食べられます。見ての通り小さい魚なので一匹でお腹いっぱいとは行きません。

ハタハタを冷凍保存!

ハタハタを冷凍する時は、タッパーやバットなどの深い容器にしっかり浸かるくらいの水を張り、その中に魚を入れて水ごと冷凍します。

解凍する時は氷の張った容器ごと冷蔵庫で解凍します。解凍を急ぐ場合は流水に当てれば自然解凍より早いでしょう。

ハタハタは身が柔らかく、水分も多少あるので、冷凍保存した場合は刺身で食べるのは難しいかもしれません。身が崩れやすくなっている可能性があるからです。

寄生虫対策には冷凍保存が有効なのですが、もどかしい限り。

ハタハタは深海魚

ハタハタは意外なことに深海魚です。

よく見ると、確かに深海魚としての特徴は確認できます。(下顎がものすごく前に出ているし、目が体の割に大きい)

体の大きさの割に歯も鋭いですね。オキアミや小さなイカ、魚を食しているようです。

ハタハタの胸ビレは極端に大きいですね。

胸ビレは、体のバランスを取ったり旋回したりする等の動きでよく使われる部位です。岩場などに住む魚の特徴で、ハタハタは、海の底に適した能力の持ち主であることが伺えます。

なお、ハタハタの生物学上の分類は「スズキ目ワニギス亜目ハタハタ科」に属していますが、DNAの解析によれば「カサゴ目」のカジカの仲間に近いということが分かっているそうです。しゃくれた顔、大きな胸ビレ、確かにカジカに似ている部分はありますね。

ちなみに体長は、この写真のもので20センチ弱といったところ。

成魚でもだいたいそのくらいにしか成長しないようです。水深の浅い岩場で孵化し、幼少期も同じく浅場で活動しますが、成魚となると深海に移ります。

産卵した後に死なず、寿命5年と意外と長め。

壮大なストーリーを持つハタハタの名前

ハタハタは漢字で名前を書くと「鰰」となります。

(神の魚)を名前に持つ魚」の記事でも紹介していますが、古くから壮大な物語を持つ魚、それがハタハタなのです。

今回は、そんな壮大な由来の名前を持つ魚「ハタハタ」の食べ方をいくつか紹介してみました。

最後に、記事に書いた食材の中で通販で手軽に買えるものを紹介しておきます。

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