【ジャンボニンニクの食べ方】下茹でしてから“アレ”しよう

料理レシピ

ジャンボニンニクをご存知でしょうか?

“ニンニク”の名を冠しながらニンニクではなく、リーキ(ポロネギ、ポワロー)の仲間である何ともややこしい野菜です。

しかし見た目と味はニンニクにとてもよく似ており、「ジャンボ」と言いながらも大、中、小、様々なサイズで販売されます。(ただし「小」でも大きめ)

ニンニクとは確かに似た味ではあるもののよりマイルド、かつ刺激は少ないとされるのがジャンボニンニク。・・・でも実際に食べてみると独特の苦味、刺激を感じ、“まずい”と感じてしまう人はいるかもしれません。

そこで、ジャンボニンニクの刺激を和らげる下処理、食べ方を紹介していきます。

【ジャンボニンニクの食べ方】“まずい”と感じるなら下茹でするべし

ジャンボニンニクはリーキの仲間。リーキは「西洋ネギ」とも呼ばれます。そう、日本でもポピュラーな「ネギ」の一種。つまりジャンボニンニクは“にんにく”ではなく“ネギ”に近い野菜。

ネギは「辛味」をもつ食材だから薬味にも使われますよね。ジャンボニンニクはネギというよりニンニクの味そっくりですが、ネギを思わせる「辛味」を持ちます。

ネギは火を通すと辛味が消え、甘味が増します。ジャンボニンニクの場合は火を通しても甘味を感じづらく、辛味も残る印象。どのように料理すれば美味しく食べれるのでしょうか?

王道は、多めの油を使って火を入れること。高温で揚げるのではなく、コンフィのようにじっく低温で火を通すと良いと思います。これは多くのレシピサイトでも紹介されてるやり方なので間違いないでしょう。

しかし同じことを紹介してもつまらないので、今回の記事では別のやり方を紹介します。ずばり、「下茹で」してから煮る方法です。詳しいレシピは後述。まずは順を追って、ジャンボニンニクの下処理から説明していきます。

ジャンボニンニクの下処理

まずジャンボニンニクの皮を剥きます。皮ごと火を通すレシピも存在しますが、いずれにしろ食べる前に皮は剥く必要があります。

剥き方は簡単で、コツは「ヘタの部分を切り取るついでに皮を引っ張って剥く」こと。形が同じ本物のニンニクと同じやり方で皮を剥きます。

ジャンボニンニクを下茹で

食べやすい大きさに切って、あるいは丸ごとの状態で、皮を剥いたジャンボニンニクを下茹でします。

ポイントは、多めの湯量で、長めに茹でること。塩は要りません。グツグツと煮るのではなく、沸くか沸かないかぐらいの温度で静かに15分ほど茹でます。

ジャンボニンニクはあまり煮崩れしない野菜ですが、それでも長く茹でると、箸で掴んだ途端に崩れるくらいには柔らかくなるでしょう。形を保ったまま仕上げたいので、箸でなくレードルを使うなど優しく取り扱う必要があります。

ジャンボニンニクは甘めの味付けで煮る

ジャンボニンニクと油の相性は最高です。その次くらいに相性良いのが、甘めの味付けをすること。

下茹でしたジャンボニンニクは、煮ます。

赤ワインと砂糖、塩で煮ると良いです。ヒタヒタになるくらいから始めて、赤ワインにとろみが出るくらいまで煮詰める(20分くらい)と良いです。

砂糖と塩の分量は、適当です。ニンニク1kgに対して、砂糖大さじ1.5、塩小さじ1くらいでしょうか。けっこう甘めに仕上がるので、お好みの分量に調整してください。

こちらはだいぶ煮詰まった状態。バルサミコ酢も少し加えてますが、赤ワインだけでも十分です。

甘じょっぱい味付けは、ジャンボニンニクの苦味を融和してくれます。火を通しても残りやすい苦味は“甘味”で打ち消しましょう。

上の写真を見てわかるとおり、ジャンボニンニクは赤ワインの色が付きにくいです。もっと多くの赤ワインを使い、煮詰めたものを煮汁に付けたまま数日寝かせれば良い色になるかもしれませんが、手間とコストがかかりすぎるので試してません。

食べる前に、フライパンで軽く焼き色をつけると、さらに美味しくなりますよ!その際は、赤ワインと砂糖の影響ですぐに焦げ付いてしまう点、ご注意ください。

ジャンボニンニクを“まずい”と感じて食べるのを諦めてしまうのは、今回紹介した方法を試してみてからでも遅くはないと思いますよ。

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