【ヒラメの捌き方】5枚おろし

料理レシピ

平たく大きな魚「ヒラメ」の捌き方は、5枚おろしにするのが一般的です。

つまり、左下半身、左上半身、右下半身、右上半身、中骨の5つの部位に切り分けるということ。

ちなみに3枚おろしだと、中骨、右半身、左半身の合計3枚。ヒラメは3枚下ろしでも良いのですが、サイズが大きくなる魚なので、5枚おろしにしておくと後々の処理がスムーズです。

言葉だけで説明されると難しく感じるかもしれませんが、一度やってみれば意外と簡単です。これから解説する5枚おろしの手順を読んでもイマイチ理解ができない場合は、とりあえず実際にやってみることをオススメします。

【ヒラメ捌き方】5枚おろしを解説

ヒラメは3枚に卸しても問題ありませんが、特に大型のものは5枚卸しにします。

魚は3枚に卸すのが基本で、左身、右身、中骨の3枚におろすことが多いです。

文字通り5枚に切り分けるのが「5枚おろし」というわけですね。ヒラメを処理するためには「すき引き」も重要な手法なので別記事にて解説しています。

そもそもヒラメとは、生態や暮らしぶりに注目してもおもしろい魚です。豆知識や雑学も紹介しています。

ヒラメを「5枚おろし」にする理由

ヒラメなどを5枚におろすのは、扱いやすい大きさに切り分けるため。ヒラメは1mにも達するほど大きくなる魚なので、結局ある程度の大きさに切り分ける必要があります。

そもそも「3枚おろし」も「5枚おろし」も、魚の身を中骨から切り離すことが目的で、手順はそれほど変わりません。

ヒラメのように平べったい魚は、「3枚おろし」だと包丁を切り進めるのが難しいので、より多くのパーツに切り分けるやり方が効率的なのです。大きなものを小分けにしていくという方法ですね。

すき引きはヒラメ以外でも、似た条件を持つ魚に対して行われます。例えばマトウダイなど。両者に共通した体の特徴は、平べったくて大型であること。

ただし、ブリのように体が平べったくない魚であっても、大型の魚であれば5枚おろしが適していることおあります。

ヒラメの捌き方(5枚おろし)

「5枚おろし」を実践してみます。すき引きは別記事で紹介してます。

ウロコのすき引きが終わったら頭を落として内臓を除去しましょう。ヒラメは少し特殊な形をしていますが、体の構造は他の魚たちと同じです。

頭を落として内臓を除去して血合いなどを洗い流したら、いよいよ5枚おろし。やり方を解説していきます。

まず、コツは身の外側に包丁で切れ込みを入れておくこと。下の写真の赤線の部分。

これは身の真ん中から切り取っていくときに最後に切り結ぶ為に最初にやっておきます。

ちょっと何言ってるか分からないという人は、この後の工程で理解できるはずです。(うまく説明できずすみません)

ヒラメの表側(左半身)と裏側(右半身)にまんべんなく切れ込みを入れた後、身の真ん中、頭が付いていた方から包丁を垂直に入れていきます。包丁を入れる場所は中骨の真上です。

包丁が中骨に当たったら、そのまま骨に沿って身をはがすように包丁を入れていきます。

中骨から、エンガワ方向へ包丁を切り進め、左下半身を切り取ってしまいましょう。

左側の半身の下の部位(腹側)を切り取るとこの通り。5枚おろしの1枚め。

先ほど、身の外側に包丁で切れ込みを入れましたが、下の写真のように、真ん中から切り進めて行くと、ちょうどエンガワのところで切れ込みとぶつかります(赤線の部分)。

最初に切れ込みを入れておくことで、身をキレイに取り外すことができるのです。

1つ終われば後は簡単。左上半身、右下半身、右上半身も同様の手順で切り取りましょう。

以上で、左下半身、左上半身、右下半身、右上半身、そして身が残っていない中骨を含め、5枚おろし終了です!

ヒラメは昔から高級魚の一員です。なぜヒラメが高級魚なのかも別記事で考察していますのでよければ覗いてみてください。

ヒラメは漢字で書くと「平目」や「鮃」となります。お魚漢字グッズも作りましたので興味あればぜひ。

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