【鮭(サケ)のオスメス(雄と雌)】味の違いとは?見分け方を紹介

市場のお魚たち

鮭を食べる時、オス(雄)かメス(雌)かは非常に重要な問題です。

それは以下の点から。

  • 「筋子(すじこ)」の有無。つまり「いくら」を持っているか持っていないかで鮮魚としての値段も変わってくるし、そもそも販売される場所、用途も変わってくる。
  • 産卵期のメスは栄養を卵にまわすので身のほうは味がイマイチ。産卵期に鮭の身を食べるならオスが良い。

ご存知「いくら」は、常に寿司ネタランキング上位、どころか、1、2位を争うほど人気のある食材です。

一方で鮭の身の方も、ムニエルやホイル焼き、塩焼きなど定番中の定番ですし、塩鮭などの加工品は晩ご飯のおかずとして出現率はかなり高いと言えるでしょう(我が家比)。

要するに、これから鮭を買おうとする場面において、目の前のその鮭がオスかメスかで話が変わってくるのです

そんなわけで今回は、鮭のオスメスの見分け方を紹介していきます。

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鮭のオスとメスの見分け方(味の違いも解説)

核心部分である、鮭のオス(雄)とメス(雌)を見分ける一番のポイント。

それは、「なんとなく」のフィーリングです。

すみません、決してふざけているわけではありません。

人間の顔が100人いれば100人違うように、魚の顔も同じ種と言えど細かな違いがあるものです。限りなくメスのようなオス、またはその逆のパターンもいます。

特に、鮭は「子孫を守るために、オスがメスのような体つきになる」という特徴を持つ魚だと言われています(卵を持つメスを外敵が狙いづらくするため)。

見分けるには、鮭の持つメスっぽい雰囲気を感じることが重要です。

そして、それを習得するには、なるべく多くの鮭のオスメスを見て目を慣らしていくしかないのです。

ということで、これからいくつか鮭の写真を載せるので、一つ一つ確認し、メスっぽい雰囲気を頭に叩き込んでおきましょう!

鮭のオスメス判定テスト

まず下の2匹。どっちがオスでどっちがメスでしょうか??

・・・

・・・

・・・

正解は、どちらも「オス」です。

続いてこちら。

・・・

・・・

・・・

正解は、「オス」です。

最後はこの1匹。

・・・

・・・

・・・

正解は、「メス」でした!!

いかがでしたか。確かに、オスとメスで微妙な雰囲気の違いがあることに気が付いたでしょう。

よく言われる見分け方のポイントをこのあと紹介します。

鮭のオスメスの「具体的な」見分け方

よく言われる見分け方法は次の通り。

  1. 顔つき(オスは尖った口、メスは丸みを帯びる)
  2. 尾ビレのフォルムが、オスは「く」の字。メスは平坦
  3. 油ビレの大小(オスの方が大きい)

メスの顔をじっくり観察しましょう。

あえて違いを述べるなら、メスの方が丸みを帯びた顔つきをしています。対するオスは口先が尖ってくる。これは産卵期の鮭に見られる特徴で、通年で有効な見分け手段ではありませんが、可愛らしい顔をした方がメスと覚えておくと良いでしょう。

オスの顔の特徴もアップでご確認ください。

口が尖っています。そして全体的にゴツイですよね。少し怖い感じもします。

特徴が絶対違うとは限らない

なお、顔つきやヒレの特徴に注目した見分け方法が、必ず当てはまるとは限りません。

例えば、先ほど写真を紹介したメスの尾ビレを見てみますと・・。

この通り、「く」の字の切れ込みで、完全にオスに見られる特徴を持っています。

本来なら下の写真の赤線で示したように、切れ込みはフラットになっていることが多いのですが・・・。

お腹を開いてみると・・。

この通り!!

紛れもない「メス(雌)」であることが分かります。

オスとメスの味の違い

冒頭で書いた通り、オスとメスの違いで味も違うと言われています。

なぜかと言うと、産卵期のメスは卵に栄養を注ぐから。身の方に栄養が行かず、身の方は味が落ちるということです。

これは産卵期に限った話で、それ以外の時期ではオスとメスで大きな違いはないでしょう。

結論:鮭のオスメス判別は難しい

鮭のオスメスはプロでも間違うことがあると言われています。

しかし、見分け方の基本は以下

  1. 顔つき(オスは尖った口、メスは丸みを帯びる)
  2. 尾ビレのフォルムが、オスは「く」の字。メスは平坦
  3. 油ビレの大小(オスの方が大きい)

産卵期以外では味などに大きく違いはありませんが、記事冒頭で書いたように、秋の産卵時期において鮭は、味や食材としての用途さえも変わってきます。

オスメスの違いを少しでも理解しておいて損はありませんよ。

その他、鮭の情報を紹介

さてここからは、鮭に関する雑学情報などをついでに載せておきます。

興味があれば読み進めていただければと思います。

「さけ」??それとも「しゃけ」??

そもそも「鮭」の読み方って、「さけ」なのか「しゃけ」なのか。

実はどちらでも良いのです。

東京では「しゃけ」だそう。僕もそう呼んでました。

理由はよく分かってないらしいですが、「人から人へ伝わる内にいつのまにか発音が変わってしまった」くらいの話で、たいして深い理由はないようですね・・・(諸説あるみたいですが)。

全国的には「さけ」の方が多く標準的。

「秋鮭」と普通の「鮭」の違い

秋に出回る鮭を「秋鮭」と呼ぶようだけど、普通の鮭との違いは何か?という話。

まず、狭い意味での「鮭」という呼び方は、「シロザケ」という種のことを指してこう呼んでいるのです。

そして広い意味で「鮭」と使う場合は、「サケ目サケ科サケ属」に属する魚のこと。(サケ属には、シロザケの他にも「ベニザケ」や「ギンザケ」など見た目そっくりな種が所属しており、大まかに言うとこれらを全て引っくるめて「鮭」ということなんですね。)

なんだかややこしい話になってきましたが、要するに「鮭」と言っても実は色々だと言うことですね。

そして肝心の「秋鮭」ですが、「秋に取れるシロザケ」のことを言います。日本の川に遡上するのは「シロザケ」だけで、古来より、秋に遡上してくる鮭(つまりシロザケ)を「秋鮭」と呼んでいたのですね。

鮭 =シロザケのこと(ただし広い意味ではサケ属の魚のことを言う)
秋鮭=秋に取れるシロザケのことを特別にこう呼ぶ

その他、鮭の色々な呼び方のこと

トキシラズ

「トキシラズ」と言う名前の魚を聞いたことはありませんか?これも実は「シロザケ」のことなんです。

秋の産卵期以外の春から初夏に川を遡上してきた未成熟な鮭のことを、主に北海道でこう呼んでいます。漢字で書くと「時不知」。

時期外れに取れる鮭ということで納得ですね。トキシラズは、産卵による疲弊が無い等の理由で美味とされ、高級魚扱いです。

夏鮭

これはほぼ「トキシラズ」と同義なのではないでしょうか。

秋鮭に対する夏鮭。って感じですかね。

鮭児(ケイジ)

呼んで字のごとく。秋鮭に混じって未成熟な個体が獲れることがあり、そのような鮭を北海道ではこう呼びます。数は当然少なく希少です。「ケンチ」とも読むそうです。

大目鱒(オオメマス)

北海道で「トキシラズ」や「鮭児(ケイジ)」と呼ばれる、未成熟なシロザケのことを、三陸(岩手や宮城)ではこう呼びます。鱒とか言うから違う魚と思いきや全部同じだったんですね。

サーモンと鮭の違い

サーモンと鮭の違いも、この際調べてみました。

辞書で調べると、サーモン(Salmon)の日本語訳は「鮭」となります。てことは、お寿司屋さんで食べるサーモンの握りは、鮭(シロザケ)の握りということなのでしょうか?

いいえ、それが違うのです。

生食用のサーモンは、正確には「サーモントラウト」という名前の魚である場合が多いです。

この魚はもともと海外で人工的に交配して作られたニジマスの一種で、日本人のおかず「塩鮭」にも使われていたりする魚です。

では、サーモン(Salmon)=鮭(シロザケ)と言う和訳は間違っているのか?というとそうではなくて、 シロザケもサーモントラウトも「サーモン(Salmon)」で間違いないのです(シロザケの英名は「Chum salmon」)。

しかし寿司屋で出てくるサーモンは、「サーモントラウト」の方、ということなんですね。ちなみにシロザケは天然のものなので、生食してはいけません。

ややこしい話ですね。「鮭」が広い意味でシロザケ以外の種も含むように、「サーモン」も広い意味では色々な魚のことを指しているということなんですね。

なお、単に「Salmon」と言った場合、狭い意味では「タイセイヨウサケ(Atlantic Salmon)」のことを指します。

鮭を食べるなら「オス(雄)」にしよう

いかがでしたでしょうか。

おさらいすると、鮭のオスメスの見分け方はフィーリングですよ。

何度も鮭の顔をみていると、同じ種族のごとく、違いが細かく分かってくる(はず?)

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