冬瓜(とうがん)という野菜をご存知でしょうか。
大きなものは皮が厚く、「さぁ冬瓜食べよう!」となった時にどうやって食べれば良いか迷ってしまう野菜No.1です。
今回は冬瓜の皮の剥き方、切り方をサクッと解説していきます。
冬瓜の皮むき方法と切り方とは?
冬瓜。
「冬」の野菜と思いきや、実は夏野菜なのは有名な話。丸のまま冬まで長持ちすることからその名が付いたのですが、やはり旬の時期に食べるのが美味しいのではないでしょうか。
別に貴重な野菜ではないけど、一般的でもないので、切り方、食べ方を迷う人は多いかもしれません。
皮むきから食べ方まで、さらには豆知識も紹介していきます。
まずは冬瓜の皮むきから。
皮むき方法






冬瓜の皮を剥いたりカットしたりする包丁は何を使うか?
筆者は、カボチャを切る包丁の記事で説明した利便性から、パン切り包丁を使ってます。

種の取り方
冬瓜に限らず、ウリ科の種の取り方は似たり寄ったりです。キュウリやスイカが逆に変化球なだけで、ゴーヤなどと似たような構造。ちなみにゴーヤの下ごしらえも記事にしています。

冬瓜の場合は、真ん中に種が入っているので、スプーンで取ります。


冬瓜の切り方
「どうやって食べるか」によって、冬瓜の切り方は様々。「かならずこうやって切る」といったようなセオリーはありません。
生で食べるなら、薄くそぎ切りにするのが1つのパターンです。
冬瓜は火を入れても縮まったりしませんが、ある程度長く煮ると煮崩れします。

生で食べやすい野菜です。食感もよく、甘味さえあればフルーツとしても美味しく思えるでしょう。
冬瓜の味は?
冬瓜の味を一言で説明すると「無個性」。悪く言ってるように聞こえるかもしれませんが、味がほとんどありません。同じウリ科のキュウリやスイカの青臭いイメージを持って冬瓜を食べると、驚くほど拍子抜けすると思います。
強いて言えば、若干の酸味があります。それ以外は、甘くもなく、青っぽい味もしません。まさに「無個性」。
ところが、その「無個性」こそが強力な「個性」にもなり得ます。何にでも合う野菜の地位を確立しているのは、冬瓜が無味であるためでしょう。
冬瓜の皮が白いのはナゼ?

見た目には分かりづらいですが、冬瓜の表面はチョークのような細かく白い粉がまとわり付いており、指でこすると指が白くなるほど。
これは「ブルーム」と呼ばれる、野菜や果物が熟した際に分泌する物質。馴染み深い例で言うと、ブドウの表面が白くなるのもブルームの仕業です。食べても無害。
冬瓜は大きさの割に軽いです。(スイカと比べて)
また、表面の皮は細かい繊毛に覆われ、触るとチクチクします。ただし、痛いとか痒いとまではいかず。
冬瓜の皮は非常に硬いですが、火を通すと食べれるとされ、栄養も豊富だとか。今度試してみよう。
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