ドラゴンフルーツは、ワンピースに出てくる「悪魔の実」のような南国系の果物。別名「ピタヤ」とも呼ばれます。
なぜ「ドラゴン」かと言えば、実の外皮のヒダが龍の鱗のようだから。南米原産でベトナムや台湾でも栽培されるほか、日本でも暖かい地方で育てられています。
確かにインパクト強めな見た目なので初見だとどのように食べて良いか、「切り方は?食べ方は?」と疑問が湧くので、今回はドラゴンフルーツの一番オーソドックスな切り方、食べ方を紹介します。
人生で3回くらいしか食べなさそうなフルーツでではありますが、見た目からしてワンランク上の珍食材っぽいし案外サッパリした味で万人ウケしそうなドラゴンフルーツ。気にして探せばスーパー等でもけっこう販売されています。ちなみに念の為に書いておくと、食べてもカナヅチにはなりません。
ドラゴンフルーツはどうやって食べる?
ドラゴンフルーツ。別名「ピタヤ」です。
ファンタジー感のあるフルーツでも、切り方と食べ方は基本通り。つまり皮を剥いて中の果肉を食べます。種は場合によってそのまま食べれたり食べられなかったりしますよね。
まず基本にのっとり、ドラゴンフルーツの切り方を説明します。
ドラゴンフルーツの切り方
他の切り方もあるかもしれませんが、シンプルに下の写真のようにカットするのがオススメ。
- 切る前に水で洗う
- 皮ごと半分にカット
- さらに「くし形」にカット
- 果肉と皮の間に包丁を入れて切り離す
- 果肉を食べやすい大きさにカット
手順はこれだけです。思ったよりも簡単。
皮は見た目ほど堅くなく切りやすいフルーツです。



ドラゴンフルーツの食べ方
一番シンプルな食べ方は、カットした果肉をそのまま。
「黒いツブツブは何?」と思いますが、これは種でそのまま食べれるので心配ありません。
よくある食べ方のバリエーションも紹介しておきます。
- スムージー
- ドレッシング
- サラダにトッピング
- デザートにトッピング
- 皮も食べれる(火を通す)
全てオーソドックスなドラゴンフルーツの食べ方です。
すり潰すかカットするか違いはあれど、基本は生のまま食べます。どちらの食べ方でも果肉の種の見栄えがするので、一気に料理のグレードが上がること請け合いです。
皮の食べ方は、突起部分を取り除いて火を通して食べます。青臭さが果肉よりも強いので、茹でたり炒めたりしたほうが食べやすいでしょう。栄養価が高いので皮も食べるのはオススメです。
ドラゴンフルーツの味は?
ドラゴンフルーツの味は“まずい”のか。否です。見た目より食べやすいですよ。
南国系のフルーツと聞くとコッテリ甘いのかと思いきや、意外とさっぱりとしていて、ほのかな甘みと酸味が感じられます。
見た目からは拍子抜けするくらいあっさりした味、食感はキウイフルーツと似ていますが、やや繊維っぽいと感じるかもしれません。
小さい種は果肉と一緒にそのまま食べられるので、ツブツブとした食感を感じられるのもおもしろいです。
独特の青臭さが多少あります。
文字で説明するのが難しいですが、例えばパパイヤとかマンゴーにも独特の味ってありますよね。それらと味が似てるわけではないのですが、ドラゴンフルーツにも表現しがたい「独特の味」があります。
青臭さは僅かに感じる程度なので、食べづらいほどではありません。
サラダにもデザートにも合わせやすい味だと思います。
ドラゴンフルーツに毒性はある?
皮や種に毒のある果物は意外と多いです。しかしドラゴンフルーツに毒性はなく、皮、種まで丸ごと食べることができます。
ドラゴンフルーツには食物繊維が豊富に含まれているため、整腸作用が行きすぎてお腹を壊す可能性があるかも。生野菜とかを食べて腹痛を起こしやすい人は食べ過ぎに注意しましょう。
ドラゴンフルーツ食べ過ぎによる注意点がもう一つ。赤い色が便や尿に出る場合があるそうです。たぶん相当量食べないとそこまでにはならないと思いますし、もし排泄物の色が変わっても健康上の害はありません。
とは言えドラゴンフルーツに限らず、健康に良いとされるどんな食べ物でも食べ過ぎは良くありません。
見た目よりあっさりした食べ応えなので、バクバク食べてしまいがち。注意しましょう。
輸入物と国産や本場物の違い
日本に入ってくる輸入物のドラゴンフルーツは、長持ちさせるように未熟な状態で入ってくるものがほとんどだそう。
収穫後に糖度が増すことがないフルーツのため、本場海外で食べるよりも、あっさりとしているらしいです。
完熟した物はもっと甘くてトロピカルな味なのかもしれません。
国産のドラゴンフルーツもあるそうなので、輸入物ではなく国産を選んだ方が良いのかも。
本記事で写真でも紹介しているのは、果肉が白い「ホワイトピタヤ」。
他にも果肉が赤い「レッドピタヤ」や黄色の「イエローピタヤ」があり、味も微妙に異なるようです。
レッドピタヤはこういうの。
これは国産(沖縄)なので、輸入物よりも美味しいかもしれませんね。
ちなみに「ピタヤ」とは、冒頭でも書いてますがドラゴンフルーツの別名です。
ドラゴンフルーツの栄養価
ドラゴンフルーツは栄養たっぷりです。
特筆すべきは何と言っても食物繊維。同じ南国系のフルーツ「バナナ」の60倍以上と言われています。
カロリーは一個あたり130kcalほど。
カリウムやマグネシウムや鉄分と言ったミネラル類、葉酸、ビタミンB1、B2、ビタミンC、カロチンなどのビタミン類。さらにポリフェノールやアントシアニン等の抗酸化物質まで含まれています。
レッドピタヤの赤色はポリフェノールが豊富に含まれる証。抗酸化、抗炎症といえば「ガン予防」の代名詞です。ガンになりにくい体を作るためにドラゴンフルーツは有用です。
味、栄養、食べやすさの点で、朝に食べたいフルーツですね。
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