“ふき味噌”の作り方【ふきのとうで早春の味覚を】

ふきのとう 料理レシピ

“ふき味噌”は春に収穫する「ふきのとう」で作るお惣菜です。とても簡単に作れるので、今回はざっと作り方を紹介していきます。

“ふき味噌”の作り方【ふきのとうレシピ】

“ふき味噌”は“ふきのとう味噌”とも呼ばれる「ご飯のお供」です。白飯がみるみる消える禁じられた悪魔の“おかず”として恐れられています。・・・は言い過ぎですが、悪魔的な美味しさであることは間違いありません。

ふき味噌の原料「ふきのとう」は野菜であり山菜の一種。早春に採取可能な日本の風物詩的存在と言えるでしょう。

初春の季語とか、日本昔話に登場する(ふき姫物語)とか、小学の国語教材に登場する「ふきのとう」という話でも使われるとか、とにかく日本では馴染み深い食材なのです。

ふきのとうは日本だけでなく

ヘタを取って洗う

フキノトウはアクが強いので空気に触れるとすぐ黒くなる部分があります。

ヘタや切り口の部分がそうです。朝採れのものであってもすぐに切り取った部分が黒くなってしまいます。

衛生的にというよりは見栄えを重視して黒くなった部分は切り取りましょう。

葉の部分も同じ理由で黒くなりがち。出来上がりを色良く仕上げるために取り除きましょう。

同じ理由で黒くなった葉の部分も取り除きます。

ふきのとうの黒い部分をざっと掃除したら、水洗いして表面のゴミや土を落とします。

水洗いしてゴミや土を落とす

“ふきのとう”の下茹でとアク抜き

フキノトウはアクが強く苦いので、料理に使う前にアク抜きします。

まずは下茹で。塩少々の沸騰したお湯に、前の手順で洗い終わったフキノトウを全部入れます。菜箸などで混ぜながら浮いてくるフキノトウに満遍なく火が通るようにしてください。茹で時間は10分〜20分が目安ですが、これは正直フキノトウの種類や状態で変わります。味見しながら苦味の具合を都度確認すると良いでしょう。

茹で終わったら、すかさず流水にさらして冷やし、冷えたら水をとめて15分〜1時間くらい放置します。

流水で冷ましたら水につけたまま放置

フキノトウを刻んで味噌と炒めれば完成

水から上げたフキノトウを手で絞って水気を切ります。

その後、フキノトウを細かく刻みます。そこまで小さくしなくても大丈夫。

適当に刻めばOK

刻んだフキノトウは、サラダ油をひいたフライパンで炒めます。水気を飛ばす目的なので火加減とか特段これといった決まりはないですが、手早く且つ焦がさないように注意してください。

サラダ油と一緒にフライパンで炒めて水気をとばす

調味料を追加。

調味料を追加

調味料の分量は以下の通り。

  • ふきのとう(下茹で後水気を切ったもの)280g
  • 味噌 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1

この分量だと味付けはちょっと薄めだと思います(たいていのレシピサイトではもっと濃いめで紹介されてます)。しかし出来上がりはちゃんと甘味と味噌味を感じられる仕上がりに。フキノトウの苦味も感じられて満足でした。フキノトウにも種類がいろいろあって野生のものなどは苦味エグ味が強いので、その場合はみりんや砂糖を多めにすると良いと思います。

ひたすら炒めて水分をとばす

調味料を加えたらさらに炒めて余計な水分を飛ばし切ります!

完成!

多少水っぽくても大丈夫。とろみがある程度で完成としました。

炒め時間は10分弱といったところ。冷まして保存します。1週間ほどは食べれるので、ちょっとずつ食べるのが良いと思います。

以上、フキノトウの定番料理「ふき味噌」の作り方紹介でした!

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