納豆は加工食品か?というと、大豆を原料とした加工食品です。
「加工食品」とは、大まかに言えば原材料となる食品に対し何らかの加工を施したもの。細かく言えば、加工の仕方で呼び方が変わり、一次、二次、三次などに分類されます。
例えば、味噌や醤油などは一次加工食品、パンやマヨネーズなどは二次加工食品といった具合。
三次加工食品は、二次までの加工食品を複数組み合わせるなどして作る、より複雑な加工食品のことを言い、一次加工食品は、農、畜産物、海産物を直接の原料としてシンプルな加工(発酵など)を加えた食品。
つまり、納豆は「一次加工食品」に分類されます。
今回は「納豆」にフォーカスした上で、納豆をさらに加工した食品について紹介していきたいと思います。
納豆は「一次加工食品」!さらに加工された食品を紹介
加工食品である「納豆」。ざっくり言えば、大豆を発酵させた食べ物で、冒頭で書いた通り、納豆は一次加工食品に属します。
発がん性リスクを高める「超加工品」をなるべく抑え、納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べることが重要(「超加工品」とは、塩、糖、脂肪分、その他あらゆる添加物を多く含む、常温でも日持ちする加工食品のこと)。
つまり、納豆もっとたくさん食べようってこと。
今回は、加工食品の納豆をさらに加工した食べ物を紹介するので、白いご飯との組み合わせは王道ですが、たまにはちょっと変化球がほしい!ということで試してみてはいかがでしょうか。
納豆の加工品:しょぼろ(そぼろ)納豆
「しょぼろ(そぼろ)納豆」は、たぶん茨城発祥の納豆の加工食品です。
細かい切り干し大根と納豆を混ぜたお惣菜で、筆者も子供のころによく食べました。
納豆のネバネバ感は少なくポロポロとした感じで、切り干し大根の歯ごたえと納豆の柔らかい食感の対比がクセになります。
普通の納豆よりもにおいがキツイと言われたりしますが、そんなことないと筆者的には思います。(個人差はあると思います)
納豆が好きな人は、一度お試しいただきたい一品です。
納豆の加工品:干し納豆
「干し納豆」は、その名の通り、簡単に言えば納豆の干物です。
納豆独特の臭いとネバネバが抑えられ、旨味はそのままという良いとこどりの食べ物。
納豆嫌いの方にも自信を持ってオススメできる一品です。
クセになる系の味で、基本的にそのままポリポリと食べるものです。
本来はカリカリになるまで干しますが、程よい食感に仕上がったいい感じのところまで干した物も人気で、たいてい「生干し納豆」と言う名前で売られています。
お茶にもお酒にも合いますし、お茶漬けにも入れて食べるのもアリ。
納豆パウダー
意外と知られていないのが「納豆パウダー」です。
簡単に言えば乾燥させた納豆を粉末状にしたもの。
料理に納豆風味が欲しい時や、赤ちゃんの離乳食にも使えます。
手軽さが魅力で一つ持っておくと便利ですね。
【王道】納豆をそのまま食べる
そもそも、納豆の食べ方の基本についてもおさらいしておきたいところ。
やはり、熱々のご飯にのせて食べる納豆が基本中の基本。
賞味期限の話と付属のタレや”からし”の取り扱い
パックの納豆の賞味期限や食べ方にも少し触れます。
- 納豆は製造日から10日以内に食べる
- パックについてくるタレは使わない方が良い
納豆は発酵食品だけど、賞味期限は製造日から10日以内が最も好ましいとのこと。
冷蔵庫に2ヶ月以上放置した納豆を食べられたという話も聞いたことありますが、日の経った納豆は、再発酵してアンモニア臭を発生させます。
これにより味が悪くなるので、食べれないことはないけど、食べない方が良いってことのよう。
なお、パックの納豆を買った時に大抵ついてくるタレと”からし”。
僕は”タレ”を使わず”からし”のみ使います。
この理由はタレの味が濃すぎるから。味ぽんか薄口醤油が好みです。
納豆をどれだけ混ぜるか問題
加工されてない納豆をどのくらい混ぜれば良いのか。
一説によると400回らしいです。
混ぜる回数は、400回までは旨味の変化は右肩上がりで、400回以上混ぜても旨味の数値はあまり変化がなかったそうです。
筆者も実際400回くらい混ぜてみたところ、トロっトロになって確かに美味しかったです。
しかし毎日400回は流石にしんどいですよね。
道具を使って納豆を混ぜる選択肢も。
納豆は自作できる?
栄養価も高く美味しい。まさにパーフェクト食材の納豆。
ちなみに納豆は大豆からできています。
納豆が入っていたパックに茹でた大豆を入れ、自前で納豆を作ることも可能だとか。
食べたあとの市販の納豆パックを洗わずに(市販納豆の納豆菌を使う)、中に茹でた大豆を入れ、40度前後の状態で約1日発酵させることで、お手軽に納豆を作ることができるそうです。
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