四角豆(シカクマメ)とは?毒性の有無と食べ方

四角豆, うりずん豆, wingedbeans 野菜と果物

四角豆(シカクマメ)はマメ科に属する“豆”の一種で、野菜です。

食べ方は、サヤインゲンや絹サヤと似た感じ。

インゲン豆やエンドウ豆に比べ知名度もそれほど高く無いので、「毒性とかあるの?」とか「食べ方は?」などと気になる人もいると思います。

今回は四角豆の“”知識を思いつく限り紹介していきます。味や下ごしらえ、レシピについても。

最近は「四角豆の栽培」も人気だとか。そのユニークな形は鑑賞用としても需要あり。

魅力たっぷりの四角豆を深掘りしていきましょう。

四角豆とは?毒性の有無、食べ方を紹介

四角豆に毒性はありません

食べ方は、下茹でをしてサラダ、あるいは天ぷらが一般的(味はともかく生で食べることも可能

さらに、四角豆の別の呼び方や英語名も調べました。

ベールに包まれた四角豆の“豆知識”を紐解いていきましょう!

こちらは市販の四角豆(茨城県産)

四角豆に毒性は“ない”

四角豆に毒はありません。・・にも関わらず毒があると思われているのはなぜか?

四角豆に毒ありの誤解は、そもそも多くの人が知見に乏しい食材であることに加えて、何かしらの未知の海洋生物に見えなくもない姿に、想像力を膨らませてしまう人が多いのでしょう。(・・・と、勝手に考えています)

あるいは、食べるとほんの少しだけ苦味があるので本能的に“毒”をイメージしてしまうのか。

いずれにしろ、実際は毒性とは縁のない野菜なので安心して食べて大丈夫です。あまり美味しくはないですが生で食べることもできます

四角豆の食べ方

四角豆の食べ方は、サラダ、天ぷら、炒め物、お吸い物、とにかく何にでも使えます

味はエンドウ豆やインゲン豆に比べて青臭いような独特の“豆感”は少なめ。葉物野菜のような雰囲気を感じるのは、特徴である四隅のヒダの効果かも。

四角豆の茹で方、ゆで時間

四角豆は「茹でる」のが基本ですが、茹でなくても大丈夫です。

茹でる場合は、塩茹で(塩ナシもOK)が基本。サラダにしろ天ぷらにしろ、茹でると見栄えがふっくらしやすいのでオススメ。特にサラダの場合は茹でるのが一番良いです。

茹で時間は1分弱。生食も可能な野菜であることを念頭に、食感を強めに残すならば、細かく切った四角豆であれば、10秒ほどサッと茹でるイメージで充分火が通ります。

サラダで使う際には「色止め(茹でたあと急冷する)」を行った方が良さそうです。とは言え、熱による色変わりは少なめ。

なお、茹でる前には豆類特有の“すじ”を取る必要があります。

四角豆の“すじ”の取り方

四角豆の“すじ”は、スナップエンドウやサヤエンドウなどと同様、取ったり取らなかったりします。つまり、スジの強さに個体差あるので、全く気にならない食感だったり、口に残って固いものだったり、様々。

大きく育った四角豆は特に、スジを取る下処理を試したほうが良いと思います。

四角豆のスジはどこにあるかというと、他の豆類と比べて形は違えど場所は同じです。詳しくは下の画像のように線が走ってるのですぐに見つけることができるでしょう。

スジの取り方は他の豆類と同じです。ヘタを取るのと一緒に包丁でスジを引っ掛けて引っ張って取り除くことができます。

スジは固いものも柔らかいものもあります。柔らかいと、引っ張って取ろうとしても途中で切れてしまいます。スジが柔らかい場合は無理に取る必要はありません。

四角豆のレシピ

参考までに四角豆のレシピをご紹介します。レシピと言えるほどのこともありませんが・・。

自家栽培のものが2本しか収穫できなかったので、細かく輪切りにして味噌汁の浮き実に。

味噌汁の出来上がり寸前、輪切りにした生の四角豆を投入。10〜20秒ほど一緒に火を通しました。

下茹でナシです。

輪切りにすると、唯一無二の独特な形の食材となるので、汁物の浮き実にピッタリ!サッとほんの少しだけ茹でたので、シャキッとした食感は残りました。

四角豆の英語名や他の呼び名

四角豆のことを沖縄では「うりずん豆」と呼ぶそうです。

「うりずん」の意味は、2月下旬ごろから4月下旬の時期のこと。沖縄の古語で、初夏の時期を表す言葉だそうです。沖縄ではお店の名前や詩など、様々な場面で登場する言葉だとか。

四角豆を英語で言うと「Winged bean」。ウィングドビーンとは、まさに羽豆。個人的にはこっちのほうが名前としてピッタリする気もしてます。

なお、四角豆は他に「豆菜(とうさい)」や「ハネミササゲ」とも呼ばれ、豆菜の「菜」はまさに葉物野菜っぽいイメージに則しているようで納得。

四角豆の花

筆者の家では、四角豆の花は8月の終わり頃に一気に咲きました。淡い色の花で、朝(もしくは夕方?忘れたけど)にだけ花開き、他は閉じています。

害虫があまり付かないと言われてますが、ウチではツルがまだ短い時に青虫に葉っぱを全部食われる被害に。しかしその後再生し、実もちゃんと付けました。

花が落ち、実った四角豆は1日毎にグングン大きくなっていきます。その後、収穫の運びとなります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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