俎板の鯉

魚介の諺

意味

まな板の上で捌かれるのを待つ鯉(または鯛や魚)の意から、自らどうすることもできない、成り行きに任せるより方法のない状態のたとえ。「捌く(さばく)」は整理するという意味(「交通渋滞を捌く」など)で使われ、魚に対しては、調理する前の下処理を「魚を捌く」のように表現する。

全く同じ意味のことわざで、いくつかのバリエーションが存在する。

  • 俎板の鯉(まないたのこい)
  • まな板の上の鯛(まないたのうえのたい)
  • 俎上の魚(そじょうのうお)
  • 俎上の鯉
  • 俎板の魚

「俎」は「まないた」と読み、「俎上」とは「まな板にのせられた」状態を表す。

「まな板の鯉」と「まな板の上の鯛」はどっちが正解?

「“まな板の鯉”と“まな板の上の鯛”、どっちが正解だっけ??」と悩む人は多い。

前項で説明の通り、両方とも同じ意味で、どっちも正解です。鯉と鯛の魚種の違いに意味はありません。どちらも有名な魚ということ。

日本で魚の王様的存在とされるマダイが登場する言葉はたくさんある。

他の魚介に関することわざや慣用句は以下リンクから。

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