フェイジョアの食べ方は?【皮ごとOKな不思議フルーツ】

野菜と果物

不思議フルーツ「フェイジョア」の食べ方を紹介します。

そもそもフェイジョアをご存知でしょうか?ブラジルなど南米原産、常緑性の果樹に実る小ぶりで緑色の果物。

聞き慣れない人もいるかもしれませんが庭木など園芸用としても根強い人気がある植物で、熱帯の植物ながら寒さに強く食用、観賞用ともども日本で人気が年々高まっているフェイジョア。

我が家ではたまーに果実を親戚からいただくことがあり、入手した際には大事に食べるレア果物のひとつ。秋の味覚の裏メニューといったところでしょうか。

はてさて、フェイジョアってどう食べるの?

【フェイジョアの食べ方】皮ごとそのままイケるのか

世間にあまり浸透していなさそうなフェイジョア。味はマズいのかウマイのか。

フェイジョアがどのフルーツの仲間かを知れば、味の想像をするヒントになるかもしれません。

フェイジョアは「フトモモ科」に属する植物。フトモモ科と聞いてもピンと来ないので調べてみると「グァバ」なども属する模様です。グァバか・・・。うーん。フェイジョアの独特の味をどう説明したものだろう。

味は説明が難しいのでいったん置いとくとして、食べ方についてはいたってシンプル。洗った実を皮ごとぜんぶ食べます

フェイジョアの実の味は?

花やハーブみたいに風味が強く、若干の酸味と苦味、それらを上回る甘味とクセになりそうな食感。

皮は苦味、風味が強く、皮ごとのほうが食感も良い。さらに言えば小さい実なので丸ごと食べたほうが満足感も栄養価も高いでしょう。しかし苦味に難あり、皮むき派、丸ごと派で賛否分かれると思います。筆者は丸ごと食べる派です。

見た目は青々として熟す前の柑橘類を連想するので「酸っぱそう」と感じ敬遠してしまうかもしれませんが、見た目ほど酸っぱくはありません。フレーバー系の柚子とかカボスとか、風味は全く違えど通づる部分はあるように感じます。

苦味の強い皮を剥くのはより美味しい食べ方の選択として無視できません。もし「フェイジョアってまずいな・・・。」と感じたり人に提供したりする場合は皮を剥いて食べると良いです。

フェイジョアを“まずい”と感じるなら・・・

食感、香り、味が他のフルーツと一線を画すフェイジョア。言い方を変えると「独特な食味」なので苦手だな不味いなと感じる人は一定数いるかもしれません。良くも悪くも唯一無二ということ。

フェイジョアが美味しくないと思う人は、皮を剥く、剥かない以前に「追熟」について考えるべきです。フェイジョアの食べ方で最も大事なポイント。それは追熟により甘くなるという点

「追熟」とは果物の熟し方のこと。

西洋梨などもそうですが、もいだり落果してすぐには味がイマイチだけど一定期間放置しておくことで甘味が増すタイプのフルーツがあるのです。

追熟の一番わかりやすい例がキウイフルーツで、ふだんスーパーマーケットなどで買い求めるものからは想像できないほど、収穫したばかりのキウイフルーツは酸っぱくて食べれたものではありません。

しばらく常温で放置することで美味しくなる。フェイジョアも追熟により甘くなるフルーツです。もし“まずい”と感じるなら3日〜2週間ほど常温で置いてから食べましょう。その上で皮も剥いて食べれば完璧!

さらに、一口にフェイジョアといっても実は数多くの品種が存在します。品種名に幾つか触れると、アポロ、ジェミニ、トライアンフ、クーリッジなど。世界中で色んな品種があり実が大きいもの、味が良い、苦味が少ないなど様々。味の良いフェイジョアの品種を探すのも美味しく味わうための選択肢です。

フェイジョアの実の毒性

フェイジョアの実に毒性はありません。フェイジョアの独特な風味から毒性を心配する人はいるかもしれないな、と想像できなくもないです。苦味もあるので。しかしフェイジョアに毒はナシ。

また、品種がたくさんあると紹介しましたが品種の違いによる毒性も心配ありません。ただし食用とされているもののみ食べます。様々な品種があるのでよく調べてから口に入れましょう。

フェイジョアが無毒であるとは言え他の多くのフルーツと同様、果糖の取りすぎやお腹を壊すことにならないよう食べ過ぎには注意すべきです。

フェイジョアにはビタミンCが多く含まれカリウムや食物繊維も豊富。美容やダイエットに良く便秘解消の効果も期待できる反面、食べすぎるとお腹を下す原因にもなるでしょう。

フェイジョアの食べ方いろいろ

筆者は皮ごと丸ごと口に放り込むのが好みですが、フェイジョアは好き嫌いが分かれそうな味と風味なので、何かしら加工すると万人向けに変身するのではと思います。

いくつか例をあげます。

  • 乾燥させた果実を利用した「フェイジョアティー」
  • 果肉を煮て作る「フェジョアジャム」
  • ヨーグルトと一緒にミキサーする「フェイジョアスムージー」
  • ミキサーにかけてから凍らせる「フェイジョアシャーベット」

中でも筆者がオススメするのは「フェイジョアシャーベット」。あとから説明するフェイジョアの風味や味を考えると、シャーベットやスムージーは“鉄板”の加工法だと思います。

フェイジョアは皮を剥いて中身だけ食べる、と紹介する向きがほとんどだと思います。しかしくどいようですが、まずは皮ごと食べることをおすすめします。

フェイジョアの木を育てたいなら・・・

ちなみに下の写真は某植物園で見つけたフェイジョアの木。

フェイジョアの木
フェイジョアは食用でなくとも庭木として人気

フェイジョアの苗をお求めならamazonでも買えますが、育てるには注意が必要。基本的にフェイジョアは自家不結実性。つまり実をつけさせるには異品種を並べて植える必要があるのです。さらに、本当かどうかは分かりませんがフェイジョアは実をつけるのに5年かかると言う人もいます。つまり晩生のフルーツなのです。

でも、自家結実する品種や早生品種もあり様々なのでよく調べてから買い求めましょう。

育てるのが大変そうなのでなかなか普及しないフェイジョア。しかし実際に食べてみて「あ、これ好き」と思った人なら、誰かに紹介したくなる気持ちを理解してくれるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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