ノンカフェインで飲める、赤紫蘇のお茶
みなさん、こんにちは。
仕事場で、家で、ついつい飲んでしまうコーヒー。ふとしたときに「カフェイン摂りすぎかしら?」と飲むのを控えたりすることはありませんか?(カフェ店員がどんな問いかけしとんじゃ)
とはいっても、ジュースを飲むと今度は糖分が・・・・気になってしまいますよね。シュガーホリックと言うんでしょうか。糖分の摂りすぎで背中が痛い・・・・などの身体を不調を感じる方は意外と多いようです。
じゃあ、何を飲んだらいいのーーー!!!!というときにおすすめなのがノンカフェインの「ハーブティー」です。ハーブティーと言っても、この前のような「その辺の草の味のお茶」ではなく「おいしいハーブティー」の話を今回はしたいと思います。
赤紫蘇のお茶、効能は?
手軽に、そして簡単に飲める手作りハーブティーは、「赤紫蘇」を使います。
「あら、紫蘇だったら家にたくさん生えているわ!」という方、多いかと思います。紫蘇なんて、刻んでそうめんの薬味にするか、刻んでお肉の薬味にするしか使い方が分からない・・・・となりがちですが、脱薬味!してみると、とっても美味しい、すっきりした飲み口の飲み物になります。
紫蘇には、ロズマリン酸という抗アレルギー作用を含むほか、防菌・防腐作用、粘膜や皮膚を守る働きあります。
つまり、お肌の調子を整えて、スマートエイジングな効果が期待できる、ということなのか。おいしいだけじゃない、美容にもいいなんて。路肩に咲いている紫蘇達よ、君たちがいっそう美しく見えるわ・・・・。
- ロズマリン酸:ローズマリーや赤シソなどの紫蘇科の植物に含まれるポリフェノールの一種。花粉症などのアレルギーを抑える働きがあると言われています。健康食品にも使用される。
- 防菌・防腐作用:紫蘇科の植物には、ぺリルアルデヒドという成分が含まれており、徐虫や防菌効果や肉の防腐効果もあると言われています。臭みを取る効果もあります。
- 粘膜や皮膚を守る働き:紫蘇にはビタミン類・ミネラル類が多く含まれており、粘膜・皮膚を丈夫にし、ウイルスから身体を守ってくれる働きがあります。身体の免疫力も上げてくれます。
紫蘇茶の作り方
紫蘇茶の作り方を紹介します。
材料は、【赤紫蘇】と【レモン果汁】のみです!
- 赤紫蘇をよく水洗いし、葉を一枚一枚に分ける。一人分で5~6枚くらいでしょうか。
- 沸騰したお湯に赤紫蘇を入れる。
- しばらくすると、紫蘇から赤色が抜けてきて緑色に変化する。緑になりきったところで葉を引き上げる。※あまり煮込みすぎると、えぐみが出てしまう。
- 色止めに、レモンの果汁を鍋に数滴たらす。ホットならそのままで。アイスなら氷を入れたグラスを用意する。
- カップやグラスに注いだら出来上がり!爽やかな味わい!
カフェインって身体に良くないの?
エナジードリンクなどのカフェイン過剰摂取は危険!
カフェインで問題なのは、その「摂取量」だと言われています。日本では農林水産省が「カフェインの過剰摂取について」という注意喚起を平成27年から自身のHPでしています。
カフェインを過剰に摂取し、中枢神経が刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器官が刺激されると、下痢や嘔吐、吐き気を興すことがあります。
長期的な作用としては、カフェインの摂取によって人によっては高血圧のリスクが高まったり、妊婦が高濃度のカフェインを摂取したことによる胎児の発育の阻害(低体重)の可能性があります。
一度に大量に摂取すると中毒死する危険性から、アメリカの米国食品医薬品局(FDA)では、カフェインを含む栄養補助食品が大量梱包された状態で消費者に直接販売された場合は違法を見なされます。
これほどまでに取り扱いに注意がいるようです・・・・!!!
カフェインの1日の摂取量は、どれくらいが目安?
健康な成人のカフェインの一日の摂取量の目安は、400mg/1日(コーヒーカップ4~5杯分程度)というのがアメリカやヨーロッパ、カナダ等での基準なようです。妊婦に関しては、300mg/1日が目安だそう。日本では明確に基準を宣言している機関はないっぽい。内閣府が海外の基準を紹介してるのみ。
ヨーロッパでは、1回当たり200mgを目安に、なんて基準が推奨されているようです。
カフェインは脳を「興奮状態」にしてしまう
実際に、カフェインを摂取した体内でどんなことが起こっているのでしょうか。
カフェインは、脳の覚醒作用をストップさせ、精神を鎮静させる作用をもつアデノシンという物質と化学構造が似ており、人の体内においてアデノシンがその作用を発揮するために結合しなければならない部分(受容体)に結合します。すると、アデノシンが受容体と結合できなくなったことで、その作用が阻害され、精神を興奮させます。
カフェインを摂取し続けることは、稼働熱を発したまま冷却されない車のエンジンのようなもので、そのうち焼け焦げて使い物にならなくなる・・・・とイメージするのは極端でしょうか。
エナジードリンクは「元気の前借り」なんて言ったりもします。サプリメント感覚でカフェインを摂取するのはすこし怖いかもしれませんね。
カフェインがスポーツパフォーマンスを向上させる!
カフェインはあかん・・・!という話ばかりしてきましたが、カフェインが入っている食品といえば、チョコレート、栄養ドリンクです!部活動の大会等で、持たされるグッズでもありますね。カロリーメイトも必須ですよね!(ちなみに、カロリーメイトにもカフェインが入っています)
スポーツ時において、カフェインを補給するのに最も最適だといわれるタイミングは、運動開始の60分前だそうです。集中力や注意力が高まる効果があると言われています。
また、運動後にカフェインと炭水化物を摂取することによって、グリコーゲンの吸収を促進し、筋肉の疲労回復を早めるそうです。ただし、就寝前のカフェイン摂取は睡眠障害を引き起こすこともありますので、これまた摂取のタイミングが大事だそうです。
仮眠前には、カフェインを飲むと目覚めスッキリ!
「夜眠れなくなるから、夜はコーヒー飲まない派」の方がいるのはみなさん知っていることかと思いますが、仮眠をとるんだったら、むしろコーヒーが良いらしいのです!
カフェインの効果がでるのは、摂取後15分~30分です。30分程度の仮眠をとる際には、カフェインの覚醒作用で、すっきり目覚められる・起きた後のボーっとする感覚が軽減されるなどの効果が期待できるそうです。
まとめ
- 紫蘇をはじめとしたハーブティーには、カフェインは含まれていない。
- 紫蘇茶はフレッシュハーブティーの中でも、かなり美味しいほう。
- カフェインは過剰摂取すると、最悪の場合、中毒死する危険がある。
- カフェインの1日の摂取量の目安は、健康な成人で400mg(コーヒーカップ4杯程度)
- カフェインの運動の60分前に摂ると、集中力が上がる。
- カフェインを仮眠前に摂ると、すっきり目覚めやすい。