献血のやり方、メリットは?【血の代償】

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茨城県那珂市に献血バスが来る、しかも仕事の休みと重なるっぽいので「いっちょ行ってみるか」ということで、このたび「人生初の献血」やってまいりました。

献血のやり方、体験して感じた体への負担、メリットや注意点も自身のメモ書きとしてまとめておきます。

「献血、興味あるけどちょっと怖い!」という人の、何かしら参考になればと思います。

献血のやり方、メリットは?【血の代償】

某日、献血バスが那珂市のDCMホーマック駐車場に来るとの情報をキャッチ。DCMホーマックは花木センターなど見所が満載で実は那珂市の隠れた観光スポットとなっています。

ボランティア精神は特に強いわけじゃないけど、昔から気になってたので思い切って献血してみることに。体験談、献血に関する情報を思いつくまま書いていきます。

興味あったけど二の足を踏んでいた理由は、献血後の体への負担が心配なのと、注射も苦手(人並みに)。

・・・さて、やってみてどうだったのか・・・。

献血メリット(まとめ)

まず最初に、献血を終えて感じたメリットは、

  • 自己満足
  • 謝礼品(粗品)

個人的には、この2つくらいじゃないかと思います。(いやそもそも、メリットなんてものは無いのかも笑)

健康に良い(血を抜くと代謝が良くなるとかデトックス効果があるとか)などとよく言われますが、筆者は実感せず。むしろ、献血直後げっそり、顔色も悪く気分は優れませんでしたね(逆に夜は快眠)。翌日になると、調子良いも悪いもなく、普通。「献血=健康?」・・・う〜ん。まぁ、別に体調悪くなったとかはないですけどね。

良いことをしたという漠然とした満足感と、なかなか豪華な謝礼品が、メリットといえばメリットなんじゃないでしょうか。今回いただいた謝礼品は記事最後にまとめてます。

献血の基本情報も少しまとめておきます。

献血で抜く血の量

献血には2つの種類があります。

  • 全血採血
  • 成分採血

成分採血は、血小板など特定の成分を採血するやり方。献血と聞くと一般的には「全血採血」を思い浮かべると思います。シンプルに血を抜くのが全血採血。

全血採血には、

  • 200ml
  • 400ml

の2タイプがあります。

今回参加した献血バスでは、400mlの献血量のみとなっていました。、400mlと聞いて、正直言って尻込み。「そんなに抜いて大丈夫なのかよ」と。・・大丈夫なんですけど。

献血にかかる時間は、受付から献血を終えて解放されるまで、1時間30分ほどでしょうか。参加者の混み具合にもよると思います。筆者は初参加なので、最初の登録手続きや確認などで多めに時間がかかりました。

初めての献血に必要だったもの

初めての献血では、免許証などの身分証のみ必要でした。

まず最初、「献血カード」を作るために個人情報をいろいろ登録します。免許証は、その情報を担当者が目視で確認するために要求されましたね。その場ですぐ返却されました。

他に必要なものはありません。強いて言えば血の通った自分の体ぐらいでしょうか(当然)。

身分証は、献血カードを次回から持っていけば不要なんじゃないかな。たぶん。

初献血の人に付けられるタグ。献血ゆるキャラが気分を落ち着かせてくれる。

献血できる条件

献血に参加できる人の基準は、日本赤十字社のホームページに記されており、以下引用です。最新情報は元の情報を見るのが確実かと思います。

献血できるのは何歳から何歳まで?

400mlの全血採血は男性が17歳〜69歳まで、女性は18歳〜69歳まで参加可能です。ただし、65歳〜69歳の方は、60歳〜64歳のあいだに採血した経験がある人に限られます。

那珂市の献血バスには、50代から60代と思しき方が男女問わず参加されていて、いや、ほんと、頭が下がります。

(ちなみに200mlの全血採血は男女問わず16歳〜69歳。65歳以上は400mlと同様に条件付きの模様)

献血できる体重

400mlの全血採血は男女問わず50Kg以上が条件。受付の最初の段階で、まず体重を測ってOK /NGが出されます。

筆者が受付でいろいろ事務手続きをしている最中、献血希望の女性が来られ、あーだこーだ問答して体重を測ったら「今回はやめときましょう」となってました。

体重が軽い痩せている人は血をたくさん抜くとマズいようです。

200ml全血採血は男性45Kg以上、女性40Kg以上から。成分採血も同じ条件です。

献血できない人

年齢と体重のほか、参加時にもらったパンフレットには、以下に該当する人は「献血できない」との記載が。

  1. 3日以内に出血を伴う歯科治療(抜歯、歯石除去等)を受けた方
  2. 4週間以内に海外から帰国(入国)した方
  3. 1ヶ月以内にピアスの穴をあけた方
  4. エイズ検査が目的の方
  5. 6ヶ月以内の性的接触や違法薬物使用(詳しくは後述)
  6. 今までに輸血(自己血を除く)や臓器の移植を受けた
  7. ヒト由来プラセンタ注射薬を使用した
  8. 梅毒、C型肝炎、マラリア、シャーガス病にかかった
  9. 中南米諸国への滞在(詳しくは後述)
  10. ジカウィルス感染症(ジカ熱)と診断され、治療後1ヶ月を経過していない方

これらは2023年9月に見た条件なので、内容は変わるかもしれません。最新情報は日本赤十字社のホームページをご確認いただくのが確実と思います。

献血する前に、問診と簡易の血液検査も行われます。

問診でチェックされることとして、アルコール摂取についてや二日酔いの有無、入れ墨を最近入れたか?とか、ワクチン摂取やその他の薬の服用、病歴、睡眠時間、朝食を食べたか?運動したか?海外渡航歴など聞かれて、問診の結果によっては献血NGとなる場合もあると思います。

献血できない人の細かい条件

上で書いた10個の献血できない条件の中で、さらに細かい指定についても一応書いておきます。パンフレットに書いてあった内容で、だいぶ混み入った話なので読み飛ばしてください。

項目「5」については、6ヶ月以内に次の条件に該当する人は献血できません。不特定の異性または新たな異性との性的接触があった人。男性どうしの性的接触があった人。麻薬、覚醒剤の使用があった人。またはこれらに該当する人との接触があった人。

項目「9」は、中南米諸国(カリブ海諸国は除く、メキシコ含む)を離れて6ヶ月以上経過しておらず、中南米諸国で生まれた、または育った人、あるいは中南米諸国で生まれた母親または母方の祖母を持つ人、中南米諸国に連続して4週間以上滞在、または居住したことがある人は、献血できません。

献血の流れ

献血バスへのファーストコンタクトから、手際良く初回登録の手続きへと誘導されます。既に書いた通り、自己申告で細かくチェックシートを10分〜15分くらい入力。その後、問診へ。

問診では、上で書いたチェック項目に加え、血圧も測定されました。

問診のあと、少しだけ採血をして、簡単な血液検査をされます。医薬用の針で指をプチっとやられて、出てきた血をスポイトのようなもので取られ、何がしかの薬品と混ぜて何がしかのチェックをされます。両腕の血管の張り具合も見られました(献血の時、針をどっちの腕に刺すかの確認だそうです)。

余談ですが、血液検査のとき、筆者はマンツーマンが気まずかったので「人って簡単に血が出るんですね」と心に湧いた疑問を素直に口に出してみたら、一気に空気が張り詰めてしまう一幕が。無邪気な感想だったはずなのに、声に出すと思いのほかサイコパス発言になってしまって自分でもビックリでした。・・・無事に血液検査終了。

全体を通して健康診断みたいにシステマチックにサクサク進み、スタートから30分もせず、いよいよ献血本番へ。

献血は、ほとんど健康診断の採血と同じ流れですが、献血の場合は横になって採血します。担当の方から、水分を多く飲むこと、献血後の注意事項を念入りに説明されて徐々に緊張感は高まり、いよいよ針を指して本番!

・・・

・・・・。

・・・長い。採血はとても長く感じられました。痛みはありませんが、気分はあまり良いものではない。でも我慢できる程度。腕の痺れも感じません。たまに手をグッと拳に握ってと言われますが、気持ちが萎えているのか、手にあまり力は入らず。

終わってからも、横になったまま数分、横のベンチに座って数分、とにかく水分を摂取するように促されながら、ゆっくり行動します。最後に謝礼品をいただき、スタッフの方々に感謝の言葉をかけられながらサクッと終了!

始めから終わりまで、1時間〜1時間30分といったところでしょうか。

採血の時間が気分的にも実際の時間も長かったと思います。(座って休んだりもするので)

献血で針を刺したところは、ゴツめのバンドみたいなのを巻かれる。安心感。

献血のメリット(実益)

謝礼品、記念品をいただきました。びっくりするほど豪華。

今時、こんなにも謝礼品がもらえるんですね。包まれてる箱はカロリーメイト。お茶は2本目いただいてます。

考えてみたら、人間の血は今のところ体の中でしか作られないので貴重ですよね。まさに血の代償がこれ。そして社会に貢献したという自己満足も。

メリット、デメリットは人によって感じ方が違いますが、献血、1度は体験してみることをオススメします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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