鬼灯(ホオズキ)ってどんな植物?

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「鬼灯(ホオズキ)」は、主に観賞用として知られるナス科ホオズキ属の多年草。

たまたまお客様からいただいたので店内で飾ってみました。

紫陽花(あじさい)などの花も沢山いただいた。ありがたや。

梅雨の時期のお花をたくさんいただきました!

どんよりとした天気が続く梅雨の時期に、色鮮やかな花たちを店内にて飾っています。

中でも鬼灯、植物に無頓着な筆者でも「お、鬼灯じゃん!」となるくらい有名な花(実)だと思う。

名前くらいしか知らないので、どんな植物か軽く調べてみました。

鬼灯(ホオズキ)とは?

鬼灯(ほおずき)は多年草、つまり翌年も花と実をつける植物。地植えならば、冬の間は地表の茎と葉は枯れてしまうけど、季節がまた巡り唯一無二の実をつけてくれるでしょう。

花は6月〜7月ごろ。花よりも有名な実の見頃も含めると6月〜9月ごろ。

鬼灯は食べれるの?というと、一般的には食用となりません。毒性があり特に妊娠さんは食べてはダメ。ただし食べれる品種もあり「食用鬼灯」については後述します。

鬼灯(ほおずき)の実。英語名は「Chinese lantern plant」
ちなみにこれは鬼灯(ほおずき)の花ではなく実のほう。

「鬼灯(ほおずき)」の由来

鬼灯の由来を辿ると、もともとは中国大陸より薬草として伝来したとか。

生薬に使われるのは、全草(植物の全ての部分)、あるいは根と茎。咳、発熱、のどの痛みに効き、利尿作用も(ただし妊婦に影響及ぼす毒性もあるので注意が必要)。現在では薬草というより観賞用としてのほうが有名かもしれません。

気になるのが「鬼灯」という漢字。これは当て字で、オレンジ色の花が提灯に見えることから鬼灯の字が当てられたそうです。他にも「酸漿、鬼燈」などと書いて「ほおずき」と読むみたい。

それでは「ほおずき」の言葉の意味は?

これには諸説あり、赤い実がヒトの頬を連想するため、「頬づき(「づき」は、「顔つき」や「目つき」とかの「つき」と同じではないか)」とする説が一つ。他にも、火のような実から「火々」だとする説もあるようです。

古語ではホオズキを赤輝血(アカカガチ)などと呼び、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)のような赤い目という意味だとか。急にロマンが溢れてきます。

食用の鬼灯もある

一般的に鑑賞や生薬として利用される鬼灯(ホオズキ)は食べれません。特に妊娠している女性が食べると流産の恐れがあるのでNGです。

しかし「ショクヨウホオズキ」、「ブドウホオズキ」、「オオブドウホオズキ」などは食べても大丈夫。食べれるホオズキはちゃんと売られています。高級食材とまではいかなくても、珍しい食材なので手の込んだ一皿に使われるケース多め。

食用ホオズキの分類はフルーツですが、デザートだけでなくメインの料理の付け合わせなどにも使われたりします。

味は、フルーツ風味の強いミニトマトといった感じ。食感は皮の薄いミニトマトのようで、爽やかな甘味と酸味がある食べ物です。

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